サイトマップ やら RSS そして 構造化データマークアップ を使った search console の活用
Webサイトでオススメされてる「サイトマップ」でのサイトの構造化を紹介する機能と、RSSフィードでの表記の仕方、そして、構造化データマークアップを使ったGoogle Search Consoleの活用方法について解説します。
サイトマップの活用
サイトマップは、Webサイトの構造を示すXMLファイルで、検索エンジンがサイトのコンテンツを理解しやすくするために使用されます。
基本
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<urlset xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9">
<url>
<loc>https://reiko-kagura.ink/</loc>
<lastmod>2025-04-08T15:44:03+09:00</lastmod>
<priority>1.0</priority>
<changefreq>daily</changefreq>
</url>
</urlset>
<url> ~ </url> の部分がそのURLを示す一つの要素で、<loc>
はURL、<lastmod>
は最終更新日、<priority>
は優先度、<changefreq>
は更新頻度を示します。
Priority
優先度は、0.0から1.0の範囲で指定します。1.0が最も重要なページを示し、0.0が最も重要でないページを示しますが、基本的には index などのトップページは 1.0 にしておき、次に重要なページは 0.8、時々更新するくらいなら 0.5 になどと段階的に設定していくと良いでしょう。
changefreq
<changefreq>
の 更新頻度の種類の指定には以下のようなものがあります。always
(常に)、hourly
(毎時)、daily
(毎日)、weekly
(毎週)、monthly
(毎月)、yearly
(毎年)、never
(更新しない) などがあります。基本的には、daily
や weekly
などの頻度を指定しておくと良いでしょう。
ただ、もしもPHPなどで自動生成している場合は 1週間経ったら daily => weekly
に1ヶ月経ったら weekly => monthly
にするなどの工夫をしておくと古い記事が何度もクロールされることがすくなくなります。
基本的には、never
は使わない方が良いでしょう。
もしも記事が古いから…という理由で never
にしてしまうと、Googleはそのページをいらない記事なのでは?と思ってしまうので、段々と検索結果から消えていくことになりますので、注意が必要です。
画像サイトマップ
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<urlset xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9" xmlns:image="http://www.google.com/schemas/sitemap-image/1.1">
<url>
<loc>https://reiko-kagura.ink/media/pages/cherumin-4</loc>
<priority>0.6</priority>
<changefreq>monthly</changefreq>
<image:image>
<image:loc>https://reiko-kagura.ink/media/picture/cherumin-4.jpg</image:loc>
</image:image>
</url>
</urlset>
<image:loc>
にそのウェブページで表示されてる画像のURLを指定します。[ poppin' soda - ちぇるみん - ] だとすると、[ cherumin-4.jpg ] ですね。
こうすることにより[ Google 画像検索 ]によって画像がインデックスされやすくなるので画像を多く使っているサイトでは、画像サイトマップを作成しておくと良いでしょう。
ニュースサイトマップ
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<urlset xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9" xmlns:news="http://www.google.com/schemas/sitemap-news/0.9">
<url>
<loc>https://reiko-kagura.ink/journal?days=2025-04-14</loc>
<lastmod>2025-04-15T01:30:47+09:00</lastmod>
<priority>0.9</priority>
<changefreq>daily</changefreq>
<news:news>
<news:publication>
<news:name>霊狐の神楽舞</news:name>
<news:language>ja</news:language>
</news:publication>
<news:publication_date>2025-04-14T03:26:02+09:00</news:publication_date>
<news:title>アンネのポップンプレー from 2025-04-14
</news:title>
</news:news>
</url>
</urlset>
通常サイトマップの中に <news:news>
を含めることで、ニュース記事の情報を提供することができます。さらに、<news:publication_date>
を使用して、記事の公開日を指定することと、<news:title>
を使用して、記事のタイトルを指定することが重要です。
記事制作日から48時間経ったら、<news:news>
タグを削除する必要があります。
メリット
もしもサイトマップを更新したとすれば、おおよそ1時間くらいでGoogleのクローラーが巡回してくれますので、すぐにインデックスされることになります。一般的なサイトマップよりも早くインデックスされるので、ブログのようなサイトでしたらニュースサイトマップを作成しておくと良いでしょう。
RSSフィードの活用
もしも、ニュースサイトマップが使えない場合は、RSSフィードを活用することで、Googleにインデックスを促すことができます。
<?xml version='1.0' encoding='UTF-8'?>
<feed xmlns='http://www.w3.org/2005/Atom' xml:lang='ja'>
<id>tag:reiko-kagura.ink</id>
<title>霊狐の神楽舞:Journal</title>
<updated>2025-04-15T18:09:55+09:00</updated>
<link rel='alternate' type='text/html' href='https://reiko-kagura.ink/journal' />
<link rel='self' type='application/atom+xml' href='https://reiko-kagura.ink/rss/rss_journal.xml' />
<author><name>霊狐の神楽舞</name></author>
<logo>https://reiko-kagura.ink/media/og/logo.png</logo>
<entry>
<id>https://reiko-kagura.ink/journal?days=2025-04-14</id>
<title>アンネのポップンプレー from 2025-04-14</title>
<link rel='alternate' type='text/html' href='https://reiko-kagura.ink/journal?days=2025-04-14' />
<updated>2025-04-15T01:30:47+09:00</updated>
<summary>X (Twitter) で ツイートしている 「アンネのポップンプレー」 で、最近のプレーの振り返りと実力を紹介していければと思います。</summary>
<category term="BEMANI" />
</entry>
</feed>
これにいたっては自分の使っているブログのサイトの[ RSSフィード ]を参照してサイトマップと同じように Goolgle Search Console に登録しておくことが良いでしょう。
サイトマップの登録
Google Search Console にログインすると「サイトマップ」という項目があるので、そこにサイトマップのURLを登録しておきます。

後はのんびり5日くらい待っていると、Googleのクローラーが巡回してくれますのでゆっくり待ちましょう。
構造化データマークアップの活用
[ Google検索にイラストサイトを掲載しよう! ]で紹介したように、構造化データマークアップを使うことでクローラーが情報を正確に理解しやすくなります。
半年間実践して良かったものを紹介できればと思います。
パンくずリスト(BreadcrumbList)
パンくずリストは、Webサイトの階層構造を示すためのナビゲーション要素です。
[ パンくずリスト(BreadcrumbList)の構造化データ ]
ホーム > journal > Journal Index
となっているところですね。公式サイト的には「ユーザービリティの向上」となってますが、実際にはSEO対策としても効果があるみたいですね。
記事(Article、NewsArticle、BlogPosting)
記事は、Webページのコンテンツを構造化するための要素です。
[ 記事(Article、NewsArticle、BlogPosting)の構造化データ ]
Search Console 的にはあくまで追加要素みたいで、サイトマップみたいに必要はないですが、もしも記事の内容を正確に理解してもらいたいのであれば、追加しておくと良いみたいですね。
Google 画像検索の画像メタデータ
画像メタデータは、画像の情報を構造化するための要素です。
[ Google 画像検索の画像メタデータ ]こちらは[ Google検索にイラストサイトを掲載しよう! ]で説明してますので、そちらを参照してください。
こちらを定義していると、 Google Search Console の 「拡張」タブに「画像メタデータ」という項目が表示されますので、そこからインデックスの状況を確認することができます。
なので、画像からの流入を増やしたいのであれば、画像メタデータを定義しておくと良いかもですね。
まとめ
今回紹介させていただいた内容は、サイトマップやRSSフィード、構造化データマークアップを活用することで、Google Search Consoleを効果的に利用し、WebサイトのSEO対策やユーザビリティ向上に役立てる方法です。しかしあくまでの土台の部分であり実際にはSNSでのツイートを貰うくらいの「コンテンツの質」を高めて「共感」を得ることが重要みたいですね。
「記事」を「100記事」書いたからと言っても閲覧者は「お気に入りサイト」としてなかなか登録してくれないものです。「共感」するものや「メモってないと忘れやすいもの」なときに「お気に入りサイト」として登録してくれるものです。