情報鎖国から表現開花へ
10年前程鎖国をしていたシスターことアンネさんですが、なぜ鎖国していたのかお伝えしようとすると「自分に自信がない」「まだ成長できておらず未熟です」「多くの情報を吸収すると自分自身のマイノリティが崩壊する」と思っていたからです。
鎖国内容
自分に自身がない
良い料理が出来たとしても褒め称える人がいなければ、あれ?自分のつくったものがもしかしたら美味しくないのでは?と人間は思い込んでしまう、「認知的不協和」が自分自身に強く押しかかっていたからです。
認知的不協和(にんちてきふきょうわ、英: cognitive dissonance)とは、人が自身の認知とは別の矛盾する認知を抱えた状態、またそのときに覚える不快感を表す社会心理学用語。アメリカの心理学者レオン・フェスティンガーによって提唱された。人はこれを解消するために、矛盾する認知の定義を変更したり、過小評価したり、自身の態度や行動を変更すると考えられている。
イラストを最後まで仕上げた(色を塗って完成させた)としても、評価は 1桁 / 10桁 としたら、ここまで仕上げたのに「なぜ評価されないの?」という感覚になるだろう。自分の起こした行動が評価として見合わない場合に「自分に自身がない」と思い込んでしまう。
そうなってしまったら、最悪「やること描くことも面倒くさい」という状態になってしまう。そして止まってしまったエンジンを動かすにはすべてのパーツを替えなければ動かない、ネガティブ思考のスパイラルに陥ってるのです。
まだ成長できておらず未熟です
描いたものが一律に評価され感謝されれば「成長」となるが、もしも鎖国していた場合はその成長具合は自分自身で評価をしなければならない。
どういう塩梅で自分自身で評価をつけるのかと言われれば「変わったポージングが描けた」「色を塗れた」「影とかを意識して色彩をつけた」などとポジティブに感じるような目標をつけて絵を描くというのが自分自身での「成長」と感じる。
ただ、それは「有償として出せる作品なのか?」と言われるとそれは壁に描いた落書き、しいては自己満なため成長には値しないのです
多くの情報を吸収すると自分自身のマイノリティが崩壊する
例えばアニメーターのような画風が好かれるとか、模範的な塗り方したら楽だとかあるかもしれない。ただそういうのは自分にとって一番苦手とする感情だ。昔は好まれたかもしれないがAIで作れてしまう時代にとっては汎用性のあるイラストというのはイラストレーターに頼まなくなってしまうだろうし、もしも画風を変えるになってしまった場合は毎日作品をつくったとしても5年~10年はかかってしまうかもしれない
キュビズムで有名なピカソも実は最初「写実画」を描いていた。
https://web.quizknock.com/picasso
「写実主義」というのは「見たものを(写真のように)そのまま絵として描く」ものでピカソの時代多くの美術家やアーティストが沢山いた。強いて言えば同一同種で溢れかえっている状態でものを売るということは「クオリティが高いもの」か「名を馳せた人物」そして「個性のあるもの」の3つ、簡単に言えばラーメン屋みたいなものだろう「二郎系」「家系」とかあるにも関わらず「インスパイア系」とか「~風」というもの、それを超えたのが「個性派」 キュビズムなのです。
表現開花
なぜ?アンネさんは鎖国を解いたのか、表現開花しようと思ったのか?
土台が固まったから
「 #まだ成長できておらず未熟です 」から10年間しっかりとした土台が固まってきたのでそろそろ自分の絵を外に出していこうと思ったからでしょう
自分自身で満足できるような画風がしっかりと出来たのでそろそろ開国すべきなのではないかと認知したのも一つであります。
もしも自分自身が「このイラストなら欲しい」か言われれば「欲しい」ですからね。
手に職をつけたいから
何をやるにも「商業」というのは「手に職」をつけなければ買い手からお金を出していただけないもの。人気になる(頼まれる)ためにも有償イラストというのはひとつの峠越えだと思っております。
ネガティブ感情からの脱却
何もするにも面倒くさい、時間がないと呟いてしまえばそれでおしまい。ポジティブに行動するには自分自身で作品を作り続けていくのが一番と理解してから行動をしています。
開国してからすること
開国は何度も言っている通り、2024年からオリジナルキャラクターの創作物を販売し、スケッチなどで作品を販売していく予定です。